ドイツの出版社
Galerie VEVAISから山頭火の俳句と山本作品のコラボで見せる作品集が今年の11月頃に出ることになり大詰めを迎えています。2年くらい前から取り組んでいた企画でしたがVEVAISのAlexさんは本業(建築家)の傍らの出版業ですので、なかなか進みませんでした。ただ本業ではないからといってホビーの本作りではなく、本格的なしっかりした物を作っていて、本の賞もとられているようです。何しろ実現して嬉しいです。
5月のベルリンでの打ち合わせで、表紙の布貼りをどれにするか選んだり、細かい部分の話し合いをしました。
実際にお会いするのは初めてで、彼の本作りの情熱を知ることができ、有意義な会合でした。
絵柄の部分は最新鋭のインクジェットプリンター、出力紙はインクジェットバライタ紙による出力で、とても鮮明に画像が出ています。
ゼラチンシルバーのオリジナルプリントにとっては脅威となる出来映え。
デジタル、恐るべし!
通常の出版の場合にはアーティストにとってはオリジナルプリントの販売促進のプロモーションとなりありがたいことなのですが、あまりにも印刷が良いと....却って....どうなのか?
と出版されてからの、周囲からの反応が楽しみというか、怖いというか....複雑な心境ではありますが。
また詳細の告知が出ましたらお知らせします。

